2月になったら急に開花情報が忙しくなってきました。
ところで、この時期、意外に人気があるのがエリカですね。
特にスズランエリカは、この時期のガーデンセンターの目玉商品です。
なぜかと言うと、エリカは簡単なようで、ちょっと乾燥させただけで花が落ちたり、枯れてしまったりするんですね。
また寒さにも弱く、北風に当てるとアウトです。
ところが、蒸し暑いのも苦手で夏越しもむずかしい。
だから、毎年、売れるんですね!
ちなみに、私はエリカは球根ベゴニアと同じ管理をしています。
梅は桜のような華やかさはありませんが、花期が長く、香りがあるのが良いですね。
ところで、2月は室内に取り込んだ植物のトラブルの多い月です。
室内に取り込みますと、どうしても日当たりや風通しが悪くなり、病虫害が発生しやすくなります。
室内ですから、農薬も使いたくないですし、油断していると、室内フレームの中がコナジラミだらけ、という場合もあります。
室内の窓際で日に当てること、植物に風が直接当たらないようにしながら室内の換気をすること、外部 から害虫などのついた植物を持ち込まないこと、病害虫が発生したら早めに他の植物から隔離すること 、葉に霧吹きをしたり、濡れたティッシュなどでそっと葉を拭く、などの対策を取ってくださいね。
梅の名所今年は、全般的に開花時期が1週間程度早いようですね。
前にも書きましたが、暖冬の年は夏場に病虫害がひどくなる傾向があります。
今のうちに、落ち葉や枯れ草を集めて捨てるか焼くかしておきましょう。なお、焼却時には近所の皆さんのご迷惑にならないように十分注意してくださいね。
また、暖冬の年は、春先に太平洋側にドカ雪が降ることがあります。
大事な庭木で枝の弱っている部分があれば、庭師さんにお願いして補強してもらいましょう。
また、天気予報に注意して、大雪の予報が出る前には、鉢物などは取り込んでくださいね。
ツワブキと言えば秋の花。沖縄では、ようやく本土の秋の気候になったということですね。
これから1年で一番寒い季節になります。
この時期こそ、落葉樹の剪定、植替え、寒肥やり、冬の消毒など、バラなどの花木を育てている人にとっては、忙しい時期になります。
特に、枯れ枝、枯葉は必ず焼却処分して、春からの病害虫の発生を抑制しましょう。
また、寒い時には鉢やプランターなどへの水やりも控えめにしましょう。球根類は過湿になると腐ってしまうことがあります。
日当たりが良く風のない暖かい日には、室内の鉢物の日光浴をしてあげましょう。
ただし、それぞれの植物の耐寒温度と屋外の温度をデジタル最低最高温度計などで見極めながら、植物に風邪をひかせないようにしましょう。
もちろん、読者の皆様も健康管理にお気をつけくださいね!
やはり、今冬は暖冬でしょうか。
暖冬の時に注意しなければならないのは、(1)冬の寒さで虫が死なないので、春から夏にかけての害虫被害がひどくなる、(2)植物が完全に休眠状態に入っていなくて、植替えや剪定、寒肥やりの時に障害が出る、(3)暖冬だと思って油断して耐寒性のない植物を屋外に出していたら、急な寒波で植物が傷んだ、んどですね。
(1)の対策としては、冬の殺菌殺虫剤散布をていねいに行う、 (2)(3)の対策としては、植物の状態を良く観察し、 天気予報(特に気温)に注意をして、気候の動向を見て、作業を行う、というところでしょうか。
さて、平成20年のメールマガジン「お花大好き!」はこれが最終号です。
平成21年も、ご購読いただきますように、お願いいたします。
それでは、良いお年を!