お花の写真の壁紙の11月号は、鹿児島の仙巌園で撮った写真です。
ここの菊花展は鉢だけでなくて、菊で作られた五重の塔を中心に、 菊の花でお庭全体を被ってしまうほど、すばらしいものです。
昔ながらの和菊以外にも洋菊をたくみに使っているところなど、一見の価値ありです。
今年も行きたいですね。 泊まりは霧島温泉がお勧めです。
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日本では菊というと、お仏壇やお墓のお供えの花、というイメージが強いですが、
欧米では、丈夫で花期が長く、豪華で華やかな花として、非常に人気があります。
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欧米では花色はカラフルで、花形もさまざまなものが出回っており、
フラワーアレンジメントの花材として、強い需要があります。
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日本でも<A HREF="http://www.jiten8.com/flower/jiten/chrysanthemum/potmum.php" target="_blank">ポットマム</A>として鉢植えで洋菊が出回っていますが、
菊は「枯らすのがむずかしい」くらい丈夫な植物ですから、
もっと日本の園芸シーンでも取り上げていきたいお花ですね。
ということは、そろそろ冬から春に咲く洋ランの仕上げの季節になります。
ファレノプシス、カトレア、デンファレ、バンダなどの寒がる種類は、水やりを徐々に控えめにし、軒下に鉢を移して入室準備に入ってください。
シンビジウム、ノビル系デンドロビウム、オンシジウムなどの、半耐寒性の種類は、徐々に遮光を減らして、直射日光に当てて、株の充実をはかります。 水遣りも減らしていきましょう。
秋バラは、早めに花がら摘みをしましょう。 剪定してはいけません。剪定してしまうと、冬にまた蕾がつくことがあります。
また、バラの根元のマルティングも除去してください。 これは地温を上げて根の発育を促進する効果があります。
そして、常緑広葉樹の剪定もこの時期の仕事ですね。 剪定はフィスカースのような良く切れる剪定ばさみを使用しましょう。 切れ味が悪いと切り口周辺の細胞がつぶれて、病害虫に対する抵抗力が弱くなります。
そうそう、カランコエやシャコバサボテンの置き場所に注意してください。 夜間にも明るい場所ですと、花芽がつきません。
今年のコスモスは各地で生育が良く、台風による倒伏もないので、きれいなようですね。 皆様のお庭のコスモスはどうですか？
ところで、そろそろ春咲き球根やパンジー、ビオラ苗の植え付け時期になってきました。 特に苗ものは厳しい冬を迎える前に、しっかり根付いてもらわないと困るので、 北関東以北では、できれば今月中に植えつけておきましょう。
逆に球根は、特別な処理をしたものを除いて、ある程度の寒さに当たらないと芽が出てこないものが多いようです。 暖かいうちから、芽が出ないからと水遣りばかりしていると、球根を腐らせてしまうことがあるので、注意しましょう。
スイセンやチューリップの花が咲くまではさびしいので、球根を植えつけたコンテナに、パンジーやビオラの苗も植えておくと、暖かい場所だと冬も咲いているので、いいですよ。
今年は、今のところ大きな台風も来ないので、園芸家にとっては穏やかな秋ですが、 投資家やビジネスマンにとっては、暴風雨吹き荒れる秋になってしまいました。
欧米の零細なナーセリーなどの先行きが心配されます。
日本や東アジアのさまざまな植物が、彼らの手によってすばらしい園芸植物に「開花」していきました。
彼らの園芸にかける情熱の火を、われわれが受け継いでいかなければ......
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